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筑土八幡神社は、嵯峨天皇(さがてんのう)の時代(809年 - 823年)に、近くの信仰心の厚かった老人の夢に現われた八幡神のお告げにより祀ったのが起源であるといわれていて、真偽はともかく相当に歴史ある神社です。
筑土八幡神社由来
昔、嵯峨天皇の御代(今から約千二百年前)に武蔵国豊嶋郡(こおり)牛込の里に大変熱心に八幡神を信仰する翁がいた。
ある時、翁の夢の中に神霊が現われて、「われ、汝が信心に感じ跡をたれん。」と言われたので、翁は不思議に思って、
目をさますとすぐに身を清めて拝もうと井戸のそばへ行ったところ、かたわらの一本の松の樹の上に細長い旗のような美しい雲がたなびいて、
雲の中から白鳩が現れて松の梢にとまった。
翁はこのことを里人に語り神霊の現れたもうたことを知り、すぐに注連縄(しめなわ)をゆいまわして、その松を祀った。
その後、伝教大師(でんきょうだいし)がこの地を訪れた時、この由を聞いて、神像を彫刻して祠に祀った。
その時に筑紫の宇佐の宮土をもとめて礎としたので、筑土八幡神社と名づけた。
さらにその後、文政年間(今から約五百年前)に江戸の開拓にあたった上杉朝興が社壇を修飾して、この地を産土(うぶすな)神とし、また江戸鎮護の神と仰いだ。
現在、境内地は約2200平方メートルあり、昭和二十年の戦災で焼失した社殿も、昭和三十八年氏子の人々が浄財を集めて、 熊谷組によって再建され、筑土八幡町・津久戸町・東五軒町・新小川町・下宮比町・揚場町・神楽可視・ 神楽坂四丁目・神楽坂五丁目・白銀町・袋町・岩戸町の産土神として人々の尊崇を集めている。
筑土八幡神社の石柱
筑土八幡神社の階段
筑土八幡神社の神殿
筑土八幡神社の狛犬左
筑土八幡神社の狛犬右
筑土八幡神社
筑土八幡神社
筑土八幡神社
筑土八幡神社
筑土八幡神社
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