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神楽坂を散策するのに便利な飯田橋駅ですが、外濠に架かる「飯田橋」がある事を知っていますか。
JR飯田橋駅東口の南側、左手の目白通りと外堀通りの交差点手前に架かる橋が「飯田橋」です。
親柱に書かれた橋名の大半は縦書きですが「飯田橋」は横書きです。
飯田橋の下を流れは「飯田濠」と呼ばれ、所々、暗渠(あんきょ)になっていますが、先日「飯田橋」でアオサギとコサギの二羽の水鳥に出会いました。
この二羽は、神田川上流「江戸川橋」で越冬していて、毎年、彼らが訪れる事が冬の風物詩となっています。
仲が良いのか悪いのか、いつも微妙な距離感を保って、一緒にいるアオサギとコサギです。
コサギは、冬以外の季節も、時折「江 戸川橋」に遊びに来るのですが、アオサギは、冬以外ほとんど来てくれません。
そんな二羽の水鳥を初夏の日差しの中で出会えて、とてもシアワセな心持になりました。
処で「江戸川橋」は、東京メトロ有楽町線の駅名になっています。
有楽町線飯田橋駅から、池袋方面にひとつ先の駅で、乗車3分、徒歩30分の距離です。
江戸川橋駅1aの地上出ると正面に「江戸川橋」が臨め、神田川沿いに広がる桜の名所として、夜桜も楽しめる提灯(ライトアップ)が情緒を醸し出します。
「飯田橋」に話しを戻すと「飯田橋」の初架は、明治元年。
橋名は、当時「飯田橋」の北側にあった飯田町から名づけられました。
明治維新前、江戸時代の飯田町は、西方からの侵入者から江戸城 (現在の皇居)を警護される為に武家屋敷が並んでいました。
維新後、武家屋敷は一掃され、牧場として生まれ変わりました。
今では、想像も出来ませんが、飯田橋界隈の牧草地が広がり、乳牛が飼われ、西洋人たちの牛乳をつくっていましたが、鉄道が敷かれると駅舎や貨物倉庫など往来が盛んになり、牧場は姿を消し、現在につながる商業の街へと変わって行きました。
現在、飯田橋駅東口に「飯田橋」が架かりますが、西口には「牛込橋」が架かり、早稲田通りが通っており、神楽坂下交差点を上ると左手に、神楽坂のシンボル「毘沙門天さま」が鎮座しています。
神楽坂のパワースポットとして、老若男女に人気があり、狛犬ならぬ二体の虎が迎えてくれます。
境内には 藤棚があり、今年も4月後半に、まさに藤色の花が美しく風にゆれていました。
もうひとつ、毘沙門天さまは、ジャニーズの嵐のファンが、虎が描かれた絵馬に思いを託し、奉納する事で賑わっています。
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