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新内横丁(しんないよこちょう)は神楽坂上、菊池病院と音楽之友社別館の間、路地の名称です。
神楽坂でも数少ない、日本伝統音楽のひとつ三味線の音が聴こえてくる横丁で有名。
横丁名からもわかる通り、新内横丁には新内の伝統芸能教室である、新内の館があります。
新内とは「新内節」の略で、浄瑠璃の一流派のことです。
人間国宝 鶴賀流 鶴賀若狭椽(つるが わかさのじょう)さんのお稽古場。
鶴賀流は、浄瑠璃(三味線を伴奏として、詩などを語る劇場音楽、楽曲)の一派で、江戸時代に始まります。
江戸庶民に愛された鶴賀流は、いつのまにか新内流しの代名詞となるほどの人気と名声を博しました。
新内の三味線特有の美しい音色を鑑賞するだけではなく、体験してみたいものですね。
新内の館の右隣は、エッセイストでも著名な吉村葉子の焼き菓子&サロン、ジョルジュ。サンド。
日常の衣食住をひとつひとつ丁寧に生きている姿勢が、素敵なマダムです。
焼き菓子のマドレーヌは、神楽坂でも逸品の美味しさ。
お好きな飲み物とご一緒にいかがですか。
新内横丁には、神楽坂界隈でも2件になってしまった稀少な老舗があります。
創業大正4年の山本とうふ店です。
朝食の味噌汁に、間に合うようにと毎日未明からつくられるお豆腐。
無添加なので、足がはやいとおっしゃるご主人を知っているのか、午前中にはソールドアウト(売り切れ)。
山本とうふ店のとうふは、家庭の食卓だけではなく、神楽坂の小料理屋などにも重宝がられています。
おすすめは、濃度のある豆乳でつくられた滝川豆腐や季節によって風味が変わる(うめ、ゆずなど)寒天です。
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